1、塗装が劣化する原因について
外壁の塗装は、必ず自然に劣化をしていくものですが、「どのような劣化」をしているのか?
を見ることがとても重要です。
なぜかと言うと、
「そもそも塗装の仕方に問題があったかどうか?」
つまり、以前作業してくれた会社が悪徳業者かどうかを、見抜くキッカケにもなるからです。
劣化状態を見ると、その症状が起こっている原因を見分けることができるので是非、参考にしてみてください。
◆劣化について
まず、塗装が劣化し始めたサインとして見られる症状をご紹介します。
・塗膜の剥がれや膨れ(ふくれ)
・チョーキング現象(壁を触ると白い粉がつく)
・表面のひび割れ
・カビ、苔、藻が生える。
・サビがついている。
この現象が、新築や外壁の塗り替え時期から、約10年以降ほどであれば、経年劣化による現象だと言えます。
万が一、塗り替えから5年未満であるにもかかわらず、このような症状が出てしまっていたとすると、劣化の原因としては、次のことが考えられます。
◆下塗り材の選択ミス
外壁塗装をする際には、本塗りをする前に必ず下塗りを行います。
下塗りとは、外壁の下地と仕上げ塗料の密着力を高めるために行います。
そして、この下塗り材にも様々な種類があり、下樹の状態や劣化具合に応じて、臨機応変に業者が選んでいく必要があるのです。
この時に、下塗り材の洗濯を間違うと、本塗りする塗料の密着力が下がり、
「耐用年数を経過する前に、塗料が剥がれてきてしまう」
という結果になってしまいます。
◆下塗り材が、正しい方法で塗られていない
下塗り材が、下地と塗料の接着材代わりだと言うことはご理解いただけたと思います。
そんな下塗り材には、効果効能を最大限に発揮するために、塗料によって、「基準塗布料」と「塗装方法」が決められています。
下塗り材選びが適切であっても、施工方法を守らなければ、接着材としての効果を十分に発揮できません。
悪質な業者は、下塗り材を塗る量や、施工手順などを手抜きすることで、材料費を節約したりしてしまいます。
そのため、塗装をしてもらったお家は、塗料が剥がれるまでの期間が早くなるばかりか、メンテナンスの間隔(年数)が狭まるので、金銭的負担も精神的負担も増えてしまう悪循環になってしまいます。
2、劣化を見つけた時に注意すること。
次に、上記してきたような、早期劣化を見つけた時に、何に注意するべきなのかご紹介致します。
◆ 放置をしない。
塗り替えから5年未満という短期間で、劣化が起こってしまうと、「あと何年か我慢しよう」と思ってしまう方もいらっしゃると思いますが、長期的な目線で考えて、それはオススメできません。
塗膜が剥がれるなど、劣化している状態というのは、「外壁材・下地材が剥き出し」になっており、保護されていない状態です。
雨風や、紫外線などのダメージが、モロに外壁材に届いてしまいます。
外壁材が劣化して、ひび割れなどを起こすと、塗装をするよりも、大掛かりな補修作業が必要になってしまいます。
大切なご自宅を長く持すのであれば、経過年数がいくら浅くても、塗膜の劣化を放置するのはオススメできません。
◆保証が効かない可能性が高い。
基本、業者が独自で、品質保証をしていることが多いです。
注意したい点は、この自社保証は、塗装業者に対して法律で定められてはいないということです。
業者によっては、明確に「○年保証します。」と謳っていますが、悪徳業者に関しては、「施工不備があった時に善処します」ぐらいの曖昧な内容になっていることがあります。
そして、施工不備による塗装の剥がれは、塗装直後ではなく、2〜3年後ほどに発覚することが多いです。
しかも、素人がそれを施工不備と見破ることは、難しいのです。
つまり、悪徳業者に施工してもらっている場合、「それは保証対象外です」と言われたり、最悪、「連絡が付かなくなった」ということもザラにあります。
そのため、業者と契約をするときは、しっかり保証内容を確認したり、することも大切なのですが、
保証期間を明確に謳うことなく、2〜3年で塗膜が剥がれるような、施工をする会社は、その頃には別の地域に逃げていたり、連絡先を変えていたり、そもそも保証対象外と言い張って、取り合ってくれないことがほとんどだと聞きます。
◆悪徳業者だった時の対処方法
前回、塗装してくれた業者が、上記したような悪徳業者で連絡が取れない、取り合ってくれない、、そんな時の対処法をご紹介します。
・消費者センター、紛争処理センターへ相談する。
・対応や施工がしっかりしている業者を選び直す。
当社としても、できるだけ、早く、トラブルが解決することを願っています。
まとめ
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